2015-16 yoroi-blp
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20 鎧SERIES Shinichi Watanabe今季より、オールシーズンに対応するYOROIパーフェクトガードシステム・エアリーパッドを採用。通気性が格段にアップ!強靭かつ、パッドの総重量を超軽量化したPOWERタイプ。どれもアクティブな身体の動きにもしなやかにフィットする形状で、好みや体型、アクション・シーンに合わせてお選び下さい。宮本武蔵の五輪書には、頤(おとがい)を出す、とある。頤とは下アゴのことで、耳の穴と鼻の穴を結んだ線が地面と平行になるくらいの角度である。剣道では、遠い山を見るように相手をみる、と言って、このフェース角度を基盤とした目付けを、遠山(えんざん)の目付け、と言う。試合のレースでも、遠山の目付けでゴールの奥をみるようにすると、力まずにゴールを駆け抜けることができる。また、「常の目よりすこし細き様にして、うらやかに見る也 観の目つよく、見の目よわく見るべし」という行(くだり)が、水之巻に目付の事として出てくる。”観の目”、これはまさに和の心である。速い速度で動いている物体を認知する能力が高いことは重要であるが、それは目を速く動かす能力が高いというよりも、”観の目”の能力が高い、ということだと思われる。観の目は、相手の奥(遠い山)をみるようにして、相手の動きに心の目を向ける。五輪書に出てくる「近きを遠くみる」ということである。”見の目”は、目の焦点を置いたところに、心の目も置く目付だ。この目付は、そこに何の字が書いてあるか、その色は赤か、黄色か、といった形や色を中心視野で識別するのに適した目付である。スノーボードやスキーなどで、高速回転をする時に、ポールやフラッグが高速度で近づいてくるのを、いちいち”見の目”で直視すると、その先のポールやフラッグが見えずに、回転が遅れてくる。”観の目”で感じながら周辺や遠くの標的も視野に入れて滑るには、”観の目”を強くすべきである。 (YOROIの機能性改良に関する基礎的コンセプトの提案 関西大学人間健康学部 小田伸午教授筆 より引用抜粋)column和の心 宮本武蔵モールドパッドに無数の通気口があるため、蒸れにくい構造。軽量化された通気性のよいモールドパッドメッシュガードファブリック(HDのみ)PE・HARD・BOARD(センターパッドのみ)低反発パッド特殊ハニカムメッシュ(ポリエステルショック吸収素材)衝撃カットイメージモールドパット(EVA)多層構造のYOROI パーフェクト・パッド衝撃を分散段階的に吸収

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